活動報告
2022年2月28日 第2971回 例会
令和4年 2月 28日(月)京都西ロータリークラブ第2971回 例会が リーガロイヤルホテル京都 朱雀の間にて、リアル+zoomオンラインのハイブリッド形式で開催されました。
始めに「新しき時代を生きるロータリー」を静かに斉唱した後、普段とは異なる節食ランチを頂きました。
本日は会員スピーチで、有限会社 疋田 取締役社長 疋田 忠 会員から「新しいビジネス」についてお話し頂きました。
質屋業は鎌倉期に始まり江戸時代に確立し現代に踏襲されています。身分証があればその場で誰もが利用でき、面倒な審査が無いので営業側には物品の真贋の鑑定、様々な客相手を洞察する観察力が求められます。こうして質入れされる品は時代や世情を映してきました。
疋田さんは質屋業の3代目を継がれ以降、現代人の物への関心の薄れから質流れの増加となったり、また消費者金融が台頭するなど、狭まりつつあった業態を時代に適応したブランド品などの買取ビジネスへと発展させ、内装に京都色を取り入れた高級買取専門店 MARUKA (マルカ) を全国展開されています。
今日の買取ビジネスはネット普及による不用品販売やオークションなど共にデパートでも扱うほど一般化しましたが、高齢者には悪質な買取業者、訪問買取、物品の相続時における親族争い問題など、気をつけるべき困り事も増えているそうです。
そうしたケースに対処には「物の価値」をよく知るプロのご経験から、生前整理の大切さを提唱されています。
現在は「終活 」をキーワードに多数の講演やTV出演またイベントを開催され、さらに新しい終活ビジネスとして、大手家事代行会社や有名寺院と連携し、少しでも利用者に安全で利用しやすい様に、質屋業、買取業のイメージを補う工夫も実行されています。
疋田会員の今後益々のご発展を祈念させて頂きます。活力あるお話しをありがとうございました。
(京都西RC雑誌広報委員会)