活動報告
2022年3月14日 第2973回 例会
令和4年 3月 14日(月)京都西ロータリークラブ第2973回 例会が リーガロイヤルホテル京都 朱雀の間にて、リアル+zoomオンラインのハイブリッド形式で開催されました。
始めに「限りなき道ロータリー」を静かに斉唱し、 ご来賓の故 津田佐兵衛パストガバナーのご子息で京都南ロータリークラブ会員の 津田順一 様 より先日行われました「お別れの会」参列へのご挨拶を頂戴しました。
続いて榎園 博 会員からご栄転による退会のご挨拶を頂いて、結婚記念日お祝いへと行事を進めました。
本日のスピーチは 京都産業大学理事・学長補佐・法学部教授(公財)京都文化財団理事長 山田 啓二 様をお招きし「ポストコロナにおける日本の在り方」と言うテーマで、三つのセンテンスに分けてお話しを頂きました。
一つめは政治機能。危機的有事の際の対応や、コロナ禍のロックダウンなど、諸外の民主国家で行われている事が、日本では憲法上可能であっても中々行動できないこと。
二つめは財政。高齢化による福祉予算の増大、若者の顕著な物欲低下傾向、インフレーションが進み国の借金も増大する中で、いかに新しい需要を生み財政の規律を保つかの問題。
三つめは国土構想の問題。長年の国土の在り方を明確にしないままの政策は、東京一極集中と共に地方格差を生み、地方は政策の恩恵を受けれていません。出生数と平均寿命から80年後の人口は6000万人に半減し、消滅する自治体は約900にのぼります。
団塊、団塊ジュニアの構築社会は、一人が一つの職業や役割労働を担う分業社会でしたが、今後は副業、オンライン教育、仮想空間と、一人が何役担う時代に移ります。
こうした日本の統治構造と未来の実情について、今後は民間主体の有力識者の方々と共に、対策協議三部会を構成されるとのことです。
最後ち文化庁移転についても、今後の京都の在り方を見据え、日本文化の象徴としての役割は大きいとお伝え頂きました。
山田先生、京都府知事時代のエピソードを交えながら、わかりやすくご講話頂きありがとうございました。今後益々のご活躍をご祈念申し上げます 。
(京都西RC雑誌広報委員会)